オフィス空室率 6ヵ月連続低下 11月都心、4.16%
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オフィス仲介大手の三鬼商事(東京・中央)が12日発表した11月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は、前月比0.32ポイント低い4.16%となった。低下は6カ月連続。企業は職場環境の向上を図るため、オフィスの移転・拡張に動いているようだ。
地域別では渋谷区が0.91ポイント低下し3.03%となった。IT(情報技術)企業の集積が一段と進んでいる。空室率が高めの中央区も0.39ポイント低下し5.41%。最も空室率が低い千代田区は0.10ポイント低下し2.38%となった。
不動産サービスのシービーアールイー(CBRE、東京・千代田)の岩間有史リサーチディレクターは「2023年に港区で相次ぎ完成した大型施設も入居が進んでいる」と需要は堅調とみる。一方、ビルにより二極化がはっきりとしてきている面もある。三幸エステート(東京・中央)の今関豊和チーフアナリストは「不便な立地や古い施設などはテナント確保に苦労するケースも目立つ」と話す。
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日経 2024年12月13日朝刊
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※ニュースファイルは、新聞各紙に掲載された地域開発関連記事、土地対策や税制など主だったものを日付順に整理したものです。
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